interlock-web_zettaikagushounenの日記

少年のように家具を作る

工場の暖房

寒い!とーても寒い!ぶつぶつ言いながら毎日工場をスタートしているのですが、
暖房に関してのお話。


灯油ストーブを使っているのですが、天井が高いこともあり、
2台使わないと人が凍って動かなくなるようです。
「動けば暖かくなる!」私が言うと
「人間はそうでもね、ボンドが乾かないので、接着作業が上手くいかない。」
と反論が返ってきます。
「そりゃまずいわなあ」と言う事で、毎年の会話を一通り終わらせて、今年も2台動いています。



ところが、寒いからと言って、火力を強くしているととんでもないことになります。
月に6回程度ドラム缶に購入をしているのですが、考えてみると・・・
1350/18Lとして、ドラム缶が200Lと言う事は15,000円ぐらい
月に換算すると、90,000円!11月から3月まで使うとして、450,000円!!!


年末年始に一人で仕事をしていたと、お伝えしたと思うのですが、そんな時だから実験です。
火力を3分の1ぐらいにして、仕事が出来るか。それも1台で。


出来ました。


その使用量で行くと、月に2回程度の補給で行けそうです。
2台使っても4回程度と言う事は、月60,000円程度で収まるという事になります。


とは言え、職人さんに寒い思いをさせるのも、どうかなあと言う事で、お願いしてみました。
「火力を半分より少し下げてもらえないだろうか」
「なんで」
「月々の計算をすると、冬の時期で大体450,000円ぐらいただただ消費している」
「そんで」
「少し絞ると300,000円ぐらいになる」
「ほうほう」
「例えばそのおかねを使って、みんなでご飯食べに行くとかすれば、おんなじ消費するにしても
有意義でないかい?」
「すぐにやりましょう!!」


と言う事で、今年の初めから工場の暖房を絞るようにしてます。
春が来た時に、改めて検証をしてみないと分かりませんが、職場環境の取り組みも
色々とやってみることが大事ですもんね。
あくまでも、働いている人が主役で考えないとだめなんですが、なんとなくでは納得してくれないし、
命令では、結果として上手くいかない。


難しい・・・




山本