interlock-web_zettaikagushounenの日記

少年のように家具を作る

理想の形

製作するのに家具が大きくなればなるほど、一人で組み上げて行くことが難しくなります。
寝かしたり、起こしたり、ひっくり返したり、戻したり。


重量はそれほどでも無い物でも、持てなくなる事が多くなります。


ところが工場に人が居ない場合、一人で何とかしないといけない。
何とか出来なさそうなので、最初から下に潜ったり、脚立に乗ったり出来るように、
作業スペースの形を整えて作業に掛るようにしています。


それでもどうにもならない作業が出てきて初めて「おーい、持ってくれ〜」
と言う事になるのですが、作業の効率や細かい調整はおろそかになる事もあります。
(一人で進めたほうが、いい場合ももちろんありますよ)


会社を始めた当初から、工場の職人さんの人数は偶数の方が良いと考えています。
出来れば年齢や背格好の近い人が組めればもっと素晴らしい。
工場の規模を考えると4名が理想であり、限界の人数です。


2名〜3名〜2名〜4名〜3名〜2名・・・・


あれから20数年・・・何度も人を増やそうとチャレンジしてきましたが、なかなか上手くいきません。
いっつも「今度こそ!」とか思うのですが、上手くいかない。


それでも諦める訳にも行かないし、お仕事をさせていただく以上、
期待に応えられるように態勢を整える事も、
ある種の義務として進めて行かなければ、社会に必要とされる存在にはなれないのかもしれません。


先を見ながら、今の社員さんの育成も同時に進めながら、今度こそは理想の形に出来るように、
今をしっかりと考えながら、「会社」にしていこうと思います。




山本