「日本最古の洋紙製紙場跡」
例年のこの時期はだいたいバテているのですが、今年は大丈夫です。今のところ。多分。
ジメ〜ッとしてないからなのか、これからなのか?
このまま夏を迎えたいと思うのですが、どうなんでしょうね?
さて、今回も現場近くの発見です。
「日本最古の洋紙製紙場跡」とあります。
京都の松尾大社のすぐ近く。製紙工場に必要な多くの水が確保出来る場所。
そんなロケーションを考えれば、確かにこの場所に紙を造る工場が存在していた事もうなずけるのですが、
それよりも驚きだったのが、日本最古の「洋紙」工場だと言う事。
そこで、ちょっと調べてみました。
「和紙」と「洋紙」の違い。
理解した範囲では、日本で昔から作られてきた手透きの紙を「和紙」
機械で作る物を「洋紙」と言う様です。
和紙風の物でも洋紙に入る物もある様です。
例えば障子紙とか。(機械すき和紙と言う様ですが、分類的には洋紙になるそうです)
話を元に戻して、工場の事ですが、説明の中に明治9年に操業とありました。
それではそれまではどうしてたの?
明治政府の公文書なんかも全部和紙に記録?
それとも洋紙を輸入?
とかなんとか、思いながらふと思う。
「この工場が今でも残っていたら、富岡製糸場の様に世界遺産とか、なんとか遺産になれたのかなあ」
周りは住宅地だから、もしも工場の建物が残っていたとしても、取り壊されないで、今に至る事は難しかったかもしれません。
そう考えると、富岡製糸場が現存している事はすごい事だと思います。
多くの人の努力や働きかけももちろんの事、多くのお金も必要だったと思います。
本当にすごい。
古いものを残す事、守る事には、いろんな力が必要なんですね。
逆に古い物を壊す事、新しい価値観を生み出す事も、やはりいろんな力が必要です。
そんな事を考えた発見でした。
山本