奥深い襖
白神です。
最近夕方にカミナリが鳴る日が多いです。異常気象でしょうか?
栗の毬もまだ青いですけど、だんだんかたくなってきて、チクチクと痛い今日この頃です。
この前、清水さんが襖(ふすま)の修繕?をしていました。
最初縁(ふち‥周りの黒いところです)を外すのに苦労していましたが、
構造が大変独特で興味深かったです。
縁は単純な構造で、金づちだけで組んだりばらしたりができるようになっていて、
合理的というか、先人の知恵だなぁって感じです。
それに木枠に紙を貼っていくわけでとても軽く作られています。
襖は建具の一種ですけど、普通建具屋さんでは作らず、
襖専門の襖屋さんがいるらしいということをどこかで聞いたような気がします。
戸襖はどうか知りませんが‥。
表具の技術も必要となりますしね。
また、襖の寿命は大変長いらしくいいものでは100年はもつとか。
現存する最古の襖は800年以上前ものだとか。
何でも使い捨ての時代に少し考えさせられる思いです。