interlock-web_zettaikagushounenの日記

少年のように家具を作る

意識の再確認

今回は「肉体改造その2」の予定でしたが、変更します。


「意識の再確認」と言うことなんですが、なんでか?


実は先日インターロックのHPからのご注文をいただいた会社様の納品に東京まで行ってきました。



初めてのコンタクトは6月の終わりでした。
「ベビーベットって作れますか?」
が始まりでした。


担当をされていたのが、この春から仕事に就かれた女性だったんですね。
ここでまず気がつかされたことがありました。


作り手としてこちらが当たり前に思っている言葉が、
相手にとっては非常にわかりずらいものが多いと言うことです。
「側板」「妻板」「底板」「フレーム」「ボルト・ナット」「ジョイント」「ビスをもむ」・・・・
多分日本語ではないものを聞いているような気分だったと思います。


そこからさらに気づかされたことなんですが、
その一つ一つをわかりやすく説明する言葉や例えを自分が思っている以上に持ち合わせていない。
と言うことなんです。


お客様に直接お会いすることが出来れば、言葉や絵を描いて説明できる自信が多少はありましたので、
電話では通用しないと言うことを思い知らされたことは結構ショックでした。


担当の方が非常に一生懸命に頑張られる方で、
こちらの言葉をなんとか理解しようといろいろ努力をされたり、
粘り強く仕事に取り組まれる本当に素敵な方でしたので助かりました。


今回のことは非常に勉強になると同時に、久しく忘れていた言葉を思い出しました。


「自分の仕事を、だれにでもわかる言葉で、分かりやすく、丁寧に説明できるのが本当のプロだよ」

自分が独立する折にいただいた言葉です。


技術の向上だけでなく、言葉の数や表現力、例えることができる応用力、
相手に合わせることができる対応力、
いろんなことをもっともっとです。



さて、次回こそは「肉体改造その2」家具を運ぶ時に必要な「手首の力こぶ」についてを書きますね。



山本



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