interlock-web_zettaikagushounenの日記

少年のように家具を作る

「ナッちゃん」から学ぶ事

白神です。
気がつけばもう3月です。
この冬はそれほど雪も降らなかったなぁという印象があります。
暖冬ってやつでしょうか?
そろそろ冬用タイヤから夏用にはきかえてもいいかと思う今日この頃です。


さて、最近本を読むことが減ってきました。
読もうとしてないのかもしれないですね。
本を買ったり探したりしなくなったので。
そのかわりコミックはたまに買って読んだりします。
今、本屋さんで探しては買っているコミックが、
たなかじゅんさんの「ナッちゃん」です。
置いてある本屋さんは少ないですけど
ものづくりをしている者にとってはとても面白い内容です。


舞台は大阪の鉄工所で(現在は東京編で連載中)、
一人であれこれと工夫しながら
ひたむきに頑張る女の子、ナッちゃんのお話です。
 新しい技術に対する好奇心。
 困難なものづくりに対する工夫。
 アイデアの豊富さ。
どれも見習うことがいっぱいです。


その中に、到底一朝一夕には手に入らない熟練の技をもったおじさんとの
ものづくり勝負の話がありました。
もちろん、技術ではナッちゃんに勝ち目はないのですが
作り方や構造を工夫することで、
結果として技術の劣るナッちゃんが勝利しました。
高い熟練の技術が不要という話ではなく、
なくても実用に使えるものは工夫で作れるということです。


家具の仕事をするうえで、これも通じるところがあるのかと感じました。
一つのことをとことん追求して磨きあげること。
削ろう会が木工ではその最たるものかな?
削ろう会の薄削りができなくても仕事に差し支えはないけれど、
それを磨こうとする気持ちと努力は大切なことだと思います。


まだまだ未熟な私ですが、なんとか今年も削ろう会、頑張ります!



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