interlock-web_zettaikagushounenの日記

少年のように家具を作る

自然の中の機能性

色々あってブログの書き込みの順番が隔週になってます。
2週間があっという間・・・
(前回は少しサボっていましたので、実際には1週間ですが(>_<))



この写真なんだかわかります?
もみじの種(竹トンボみたいなほうです)
タンポポの種(これは説明はいりませんね)
なんですね。


この二つに共通することって何だと思われます?


種?
植物?


色々あると思うのですが、私はこの二つを見ながらこんなことを思っていました。


「誰かに教えられたわけでもないのに、
種の保存のために上手いこと考えた形になるもんやなぁ」
そう、二つとも「風」を利用して種を飛ばす形なんですよね。


遺伝子とか、進化とか難しいことはわかりませんが、ほんとすごいですよね。
とはいえそんなことを書きたいのではありません。


この二つの写真ですが、仕事場の近くで撮影したのもです。それも同じ日に。
まあ、タンポポは今の季節に限ってということではないでしょうが、
もみじは今の時期だと思います。


この二つの種が利用しているものは「風」ですよね。
そこでふと思いました「5月ってそんな風強かったっけ」
そんなことを思いながら、ここ数日気にしてたんですが、どう思います?


感じでしかないので、正確かどうかは別として、
以外に強い風が吹いているんですね。
「5月の爽やかな風」のイメージとは程遠いかなり強い風です。
その風を利用するために、実にきれいな形をしていると思いませんか。


それがどうしたの?って思わないでください。
実のところ、家具を作るときに気を付けていることにつながっている考え方なんです。


物の形や機能には、そうなるべくしてその形や機能が備わった理由がある。
この「そうなるべくして」を使われる方の希望や考え、使い方と置き換えて考えると、
使われる方の希望や考え、使い方をかなえる形や機能を備えたものが、
きれいで美しい家具になる。
少し逆説的な考え方かもしれませんが、そんな風に考えています。


このHPで飛ばした種が、自分たちの思いもつかない場所で花を咲かせてくれるように、
社会の風にしっかりと乗せれる「種」
を進化させていきたいですね。




山本





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