interlock-web_zettaikagushounenの日記

少年のように家具を作る

「芯材」について

最近の芯材について思う事。

最近私達が使用している芯材です。


・ドリアン(フルーツの王様のあの木だそうです)
・安息香(よくわからないですが、ツツジ科の木らしい)(おまけに木の種類ではなく、樹脂の事らしい)
・ジェルトン(東南アジア原産の木らしい)(ちなみに樹脂はチクルといいガムの原料だそうです)


それぞれ癖も違うし、重さ違う。
いろんな用途で、使い分けしてます。


どれがどう、というのはお使いの工場によって感じ方が違うと思いますので、
ここでは書きませんが、ほんと違うんですよ。


はじめは「パネルにすればかわらんやろ」なーんて、たかをくくっていたんですが、
とんでもない。
試行錯誤して、どうにかこうにか使い方が理解でき始めたころに、また違う芯材が入ってくる。
その繰り返しです。


お客様には見えない部分ですが、そこが肝心なところなんです。
納めて終わりの仕事ではなく、お使いになられてからが、一番大事だと思います。
お客様の生活にとって、納めさせて頂いた家具が、過不足なく使われ、
やがて生活の一部になるためには、防げる不都合は防がないといけません。


芯材ひとつとっても、「輸入品だから」は通らないですから。
色々試してみますが、これがなかなか難しいんです。


本当は国産材でまかなえれば一番だと思いますが、
色々と難しい事があるんだと思います。


考えても仕方がないので、考え方を変えて
「今度はどんな名前の木が入ってくるのかなぁ」
なんて、楽しんでやろうと思いながら次を待ち構えている今日この頃です。



山本