interlock-web_zettaikagushounenの日記

少年のように家具を作る

残り続けるもの

不定期更新です・・・


先日仕事の関係で、平成大改修中の東本願寺さんの境内に伺ってきました。

お仕事の先は境内のいわゆる売店の什器の打合せでしたが、
少し早く着き過ぎてしまい、良い機会なんでしばらく境内を散歩(^。^)y-.。o○


京都に住んではいますが、あんまりお寺は見て回った事がないなあ
なんて思いながら、テクテク・・・


先日改修が終わったばかりの御影堂はやはり大きく、素晴らしい建物です。
その御影堂を覆っていた素屋根は今は隣の阿弥陀堂にスライドしています。


京都タワーが見えていると思いますが、なんだか不思議と言うか、京都らしい風景だと思いませんか。
そんな風に思いながら、ふと思う。


タワーの前にクレーンが写り込んでいると思います。
クレーン自体は京都駅前の再開発の工事に使われているものなんですが、
本願寺さんの工事にも色々な重機が使われています。
什器だけでなく、エレベーターや電動工具なんかも多くあります。


当然ですが、昔はなかったものばかりですよね。
時代が変わっても、そこにあり続けている建物。
そこにあり続けている事が、とてもすごいことだと思います。


この建物を建立した当時の職人さん達にとって、一生をかけた仕事だったのかもしれませんね。


自分が、この世からいなくなった後も残り続ける何か
私が作らせていただく家具の一つ一つにそれ位の思いを持ちながら、仕事をし続けて行くことが出来たら
もっともっと客様にとって、満足を持ち続けて頂ける家具が出来るのかもしれません。


が!まだまだそこまでは辿りつけません(-_-;)
疲れた〜・・とか。
しんどい〜・・・とか
言いながらの毎日です。


でも誤解の無い様に、これだけは言えます。
お客様の心の中にある、理想の家具は常に追いかけて、思考して、実践してみて・・・
は続けています。



山本