引手の加工方法

引手金物の手間のかかる加工を、簡単にする為の工夫の一つを紹介しようと思います。

通常の考え方だと扉が仕上がってからルーターなどで掘っていく加工になると思いますが、
扉の枚数があると手作業ではたいへんです（NCがあれば楽なんでしょうが.......）。
そこで芯組の段階で、あらかじめ抜いておくのです。
当然ゾロでは納まらないので、何ミリか逃げを見ておきます。

その状態で、ベニヤを練り合わせます。
練り上がると、トリマーで表面のベニヤのみをくり抜きます。
芯材をガイドとして抜けばOKです。
扉の裏面は抜かないので、そのままなんですが
金物に対しての深さがありすぎるので、ベニヤなどを貼付けて調整します。
後は扉を寸法通りにカットし、小口に見つけテープを貼り、金物を付けたら完成。

これだけでだいぶ楽になるんですよ。ひとつひとつルーターでガバッと掘っていくと結構疲れるんです。
いい意味での楽な作業方法は仕上がりもキレイになるんですよ。

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