デジタルとアナログの融合
工場が結構高いところにありますので、いわゆる雲の中状態なんです。
昼間はまだ良いのですが、夜になると結構危ないので、いまだにひやひやします。
秋の三連休ですから、高速道路もかなり混んでいるようですが、運転中の方には
気をつけて、安全に楽しんでもらいたいですね。
さて、先日させて頂いた改装仕事があるのですが、
「今現在額を飾っているところに、新しい額を飾りたいが、
額の大きさがその場所に合うかどうか知りたい、
その絵を購入するかどうかはそれから決める」
との事でして、画廊に行って、購入予定の額の大きさを確認して、
施主様の判断を頂くことになりました。
通常は、寸法をお伝えしてご要望の趣旨に合うか、合わないかを伝えるだけで良いのですが、
写真でもわかるように、絵の下に壺と備長炭で装飾をされている事もあり、
額の大きさと、装飾の関係をわかりやすくお伝えする必要に迫られたんですね。
メジャーで形を作ってみたり、手で「これ位になる」と作ってみたりしたんですが、
いまいち上手く伝わらない・・・・
そこで、
近くにあった、段ボールを額と同じ大きさに折り曲げて、
写真を撮ってお伝えする事になりました。
これは、施主様にもかなり好評で「分かり易い!!」と褒めて頂きました。
すぐに画廊に戻って、早速購入して、所定の場所へ。
ついつい、自分達の感覚で、伝えようとしてしまう事が多いのですが、
お客様の満足は、やはりお客様の感覚の中のものであると、あらためて考えさせてもらえた出来事でした。
「デジタルカメラと手で折った段ボールの型」
いまどきの技術と、それとは対極にある物
なんだか面白いですよね。
いろんな物を使って、お客様の頭にあるイメージをどのようにして捉えるか。
もっともっといろんな方法があるのだと思います。
いつか、どんなイメージも瞬時に捉える事が出来て、それを分かり易くお客様に具体的に
示す事が出来るようになりたいものです。
山本