interlock-web_zettaikagushounenの日記

少年のように家具を作る

忘れられない日

関西に住んでいるものとして、忘れることが出来ない事。
17年前の1月17日 阪神・淡路大震災


大きな揺れで飛び起きたことを憶えています。
京都であれほどの揺れだったので、現地は想像をすることが出来ないぐらい
恐ろしい状態だったのだろうと思います。


テレビをつけると、長田の商店街が燃えている。
大坂や兵庫に向かう時にいつも使っていた高速道路が横倒しになっている。
とにかく現実のものとは思えない光景が写っていました。


無くなられた方、行方不明の方の人数を示す数字が、いつまでも増え続けていたこと、
「お願いだから、止まってくれ。」と祈っていたことを思い出します。


自分自身の命がある間は、もうこんなことは起こらないだろう、起こらないでほしい。
でも、再び信じられない事が昨年3月11日に起こりました。
いいえ、過去形ではなく、今起こっているのだと思います。


色々と言いながら、毎日の仕事に追われ、何もしない自分が居ます。
今日も仕事場に向かいながら、いつもの高台から京都の街を見て考えました。



もしこの町が、災害に見舞われた時、自分は何が出来るのだろう、何を考えるのだろう。
正直なところ、何も思う事が出来ませんでした。


悲しい現実を目の当たりにしてなお、それでも前を向いて居られる、被災をされた皆様の
心の中は想像なんて出来ません。
ただただ「すごい」だけです。


当時を思い出しながら、今日一日無くなられた皆様のご冥福を祈りたいと思います。




山本