interlock-web_zettaikagushounenの日記

少年のように家具を作る

家具金物

持ち込みの材料の加工と言う事も、時々ですがあります。


今回もそんなお仕事です。


ケヤキの無垢材です。
厚みが60ミリあります。
手洗いカウンターのような使い方をされるそうで、陶器用の穴をあけてほしいという事でした。


丸ノコで表と裏から直線部分に切り込みを入れて、ジグソーに100ミリのブレード(ノコ刃)を付けて、
四隅の穴を開ける為に、キリ(26ミリ)を研ぎ、あれもこれもの機械を使い・・・


道具と場所があるので、なんという事は無しに出来ていますが、これ現場では難しいですね。


改めて、厚みを見るとやはり厚い!

切りぬいた部分でも、結構な塊です。
と言ってもこれは使い道あるのかなあ?
捨てるのならもったいないけど、もらっても使うところが無い。


木材に限らず、どんな材料も有限資源から作られています。
少しも無駄にはしたくないのですが、やっぱり使い道がなく、廃棄されるものも数限りなく出てきます。


毎日のように思う事ですが、
この仕事は「エコ」が盛んに言われる今の時代には
逆行しているのかもしれない。
だからこそ、「こんなもの」と思わないで、無駄をもっともっと減らす工夫をしないと、
これからの時代に「不必要」と切り捨てて行かれるかもしれません。


無駄「0」を目指して。
?どこかのCMで聞いたような文言ですが、目指して行きたいと思います。




山本