これから製作に掛らせて頂く現場に寸法を取りに伺いました。
歴史のある(築100年以上だそうです)民家の改装の現場と言う事で、
大工さんもかなり苦労をされているようでした。
壁はすべて土壁
柱や梁はどれがまっすぐなんだか?
床下も補強が必要だったり。
エアコンのダクトを取りまわす場所が無いとか。
そこに新築の増築部分を付けたしたり。
寒い時期から来てるから、かれこれ5カ月近くいるなあ・・・
との事。
現場の寸法が完全に壁が出来上がらないと、決定しない状態でしたので、
改装現場は焦りは禁物です。
大きく調整寸法を取るとか、家具に壁を合わせてもらうとか、
いずれにしてもせっかくの別注家具の納まりが悪い状態になることを了解いただければ、
先行して作れない事もないのですが、
同じ費用と時間を掛けるなら、ギリギリまで待つようにしています。
これなんだと思います。
燕の巣だそうです。
玄関先に燕が巣を作るのは良く見かけますが。
これは玄関の入口の中、そうです家の中です。
お昼間は玄関を開放しておけるとしても、例えば外出とか、朝方とか、夜とか・・・
親鳥はどうやって、ヒナに餌を運んでくるのか。
お話を聞いていると、どうやら玄関の建具に燕の出入り用の隙間が付くってあるそうです。
残念ながら工事中の為に、その部分は見ることはできませんでしたが、
何とも言えない優しい心を感じました。
ジメジメした梅雨の合間の、さわやかな一時でした。
山本