interlock-web_zettaikagushounenの日記

少年のように家具を作る

祇園祭


京都の夏と言えば「祇園祭」と言う事で、20数年ぶりに宵宵山に出かけてきました。
と言ってもPTAの関係でボランティア活動だったんですが、いやいやすごい人でした。


会社を始めた頃に確か出かけた事がある様な、無い様な。
それ位、遠い昔の出来事だったんですが、変わらない風景でした。


5年程前に、祇園祭当日に鉾の引き手のボランティアをさせて頂いた事があるのですが、
鉾を見上げた空をみながら、ずっと前もこうやって鉾越しの空を見上げていた、誰かがいて、
積み上げてきた時間の一番最新版の1ページに自分自身が存在している事を、
なんだか不思議な気分で感じていた事を思い出しました。


1年間質素に慎ましく生活をして、1年の内祇園祭のときだけは、見栄を張る
京都の町衆の誇り。
子どもの頃は何とも思わないこの祭りが、大人になると、その歴史と積み上げてきた人々の想いの重さや、すごさに心が震えます。


数百年ぶりに復活する鉾、数十年ぶりにもとの形に戻る先祭りと後祭り(一説によると[後の祭り」の語源になったとか)


各地のお祭りにも、同じ様な歴史と想いがあるんでしょうね。
それを守り続ける人々。


継続は力
歴史を守り、次世代に繋ぐ。
すごく重いいろんな物を引き受ける人々の「ちから」
守るだけでなく、より良い物へ繋いで行く「ちから」


そこに関わる人の「ちから」の源は何なのでしょうね。


写真を見ながら、ふと考えてしまいました。


山本