interlock-web_zettaikagushounenの日記

少年のように家具を作る

現場での家具の取付け

社員さん総動員で家具を付けてきました。


家具を単純に運んだり、家具を取付けたりの作業には自信もあり、
基本は一人で行く事が多く、工場での作業を社員さんたちには優先してもらってました。


それはそれで、良い所もあるのですが・・・
力技にも限界が・・・


今年で46歳、体力の限界!気力も無くなり!
昔、大横綱の引退の言葉が頭をよぎり、引退を?


いえいえ、まだまだやりたい事も、やらなければならない事も、沢山あります。
目指す家具屋にはほど遠く、弱気な事を言ってる場合ではないのです。


さて、話を元に戻すと、現場仕事の進め方を変えて行こうと思い、
今年から基本2名で動く事にしました。

現場での納まりを知る事も大事ですが、社員さんに感じてほしい事が他にもあります。


・現場作業に必要な道具や部材の大切さ
  お恥ずかしい事ながら、道具の手入れや消耗品の補充が出来てないと、
  現場でどれほど困った事になるのかを理解してもらう必要がある。
  積み忘れがあると、家具の取付が出来ないと言う事を理解してもらう必要がある。

  わざとしている訳ではないのですが、積み忘れや、道具を出したら出しっ放しは、
  どんなに注意しても自分自身が痛い目に遭わないとなかなか改善しない


・取引先様や施主様の声を直に聞く
  工場で作業をしていると、図面に書いてある情報だけに集中してしまうことで、広い視野で見る事が出来なくなる。
  すると、どうなるか・・・
  図面通りに作れる事で、満足してしまう。
  でもねえ、図面通りに作れる事は終点ではなく、入り口だと思っています。
  図面に書いてある事だけでなく、その裏側の人の想いや欲しい機能なんかを読み取れる様にならないと、
  喜びを感じられる家具にはならない。


あくまでも私の考えですので、理解をしてもらおうとは思っていないのですが、
少しでも自分自身の考える家具屋に近づくために、色々やって見ている事が大事だと思います。


挑戦、挫折、成功、失敗。
全部糧に出来る様な、強さが欲しいですね。





山本