interlock-web_zettaikagushounenの日記

少年のように家具を作る

五里霧中

ずいぶんとご無沙汰してしまいました。


今の気分は

五里霧中と言った所でしょうか。


とかは無いのですが、仕事場の前は時々こうなります。
霧の中というか、雲の中というか、かなりの湿度の中に入る状態になります。


こんな時は練り物(接着剤で板を貼り合わせることを言います)には向きません。


湿度が高い状態は、接着剤が乾きにくいとか、水分の揮発に関係することに問題が出ると言う事もあるのですが、
何よりも天候が晴れになったときに、貼り合わせた板が確実に反ることになります。


合板は反りやねじれ、割れと言った木材の特質をかなり扱いやすいものにしてくれて入るのですが、
それでも「くせ」はあります。


反りにくい接着剤や材料がどんなに出て来ても、やっぱり人の思惑通りにはならないものです。


とか考えていてふと思う・・・
五里霧中・・・五里・・・今の距離でいうと約20キロ・・・五里先まで霧の中・・・
霧がなければ20キロ先まで見えると言う事?


調べてみると中国にも「里」と言う考え方はあったようで、この場合の一里は500mだそうです。
それにしても2.5キロかあ。


何れにしてもずいぶん先まで見通せないと言う事なんでしょうね。


先どころか、目の前のことが見えてないかもしれない、と反省しつつ、明日の準備をする私でした。




山本