interlock-web_zettaikagushounenの日記

少年のように家具を作る

感性

娘に誘われて、二条城ライトアップ2016と銘打った夜間拝観に行ってきました。



長い事京都で生活をさせて頂いてますが、二条城に行ったのは・・・何年ぶりでしょうか。
桜の盛りは過ぎたせいでしょうか、のんびりとライトアップされた二条城の庭園を見て回る事が出来ました。


普段は出不精な(人ごみが苦手だとの事)娘が、自分から行きたいと言いだしたので、「急にどうした?」
とか考えてしまったのですが、よくよく考えてみれば、希望する職種が美術系に進みたいと考えている彼女が、普段とは違う風景が見れるイベントに興味を持つのはごく自然な事かもしれないなあ、と思います。


以前に書いている様に、人は見た事のあるものしか書けない、と思っています。
これは、多分私自身にゼロ〜イチを生み出す「創造力」が乏しいからなのかもしれませんが。


人の感性に訴える仕事
例えば
美術系の仕事は感性に訴える仕事としては分かり易い例えですね。
他には
喜怒哀楽に関わる仕事・・・お笑い芸人さんとか、ダンサーの方とか、役者さんとかもそうかなあと思います。
少し違う見方をしてみると
サービス業の方、営業職の方もそうですね。
そう考えると
乗り心地が大切な車とか、電車とか、飛行機とかの設計や技術職の方もそうですね。


色々と考えているうちに、改めて気がつきました。
人が誰かの為にする仕事は全て、人の感性に訴える要素が含まれていると言う事ですね。


話がそれました。


人の感性に訴える仕事を将来の目標にする彼女には、こんな風に話した事があります。


あなたがこれから見たり聞いたり、読んだり書いたり、嗅いだり味わったりする全ての事柄の全てに一瞬でも良いから意識を向けてみると良いですよ。
その情報をちゃんと脳みそに通して、一瞬でも良いから記憶する作業を心掛ければ、その記憶を忘れていたとしても、
必要な場面がくれば記憶の引き出しは開き、あなたにアイディアの種を沢山蒔いてくれる。
あなたの目や耳、鼻や口、体中の全ての感覚(五感と言うもの)は毎日色々な経験をしています。
だけど意識をしないで過ごしていると、その経験はただ目の前を通り過ぎて行きます。
毎日少しの時間で良いので、感覚を意識する時間を作ると良いよ。


理解をしてくれているか、実践してくれているか、それは分かりません。
いつかこんな事を話していた父親を覚えていてほしいのかもしれません。


てな事を思いながら、本日はここまで。




山本