木のおもちゃ
木のおもちゃ。
幼児用玩具とかでお店においてある物は、案外高い物ですよね。
普段木工製品を作っていると、いろんな材料の「原価」を知識として持っているので、
お店においてある様々な木工製品を見る度に
「この製品の原価はこれぐらいで、売値がこうだから、問屋さんからはこれぐらいの金額で仕入れているだろう」
「とすると、製造業はこれぐらいに単価で出しているはずだから、だいたいこれぐらいに数を作らないと、商売にならないなあ」
等とぶつぶつ・・・
もちろん心の中でですが、考えてしまいます。(お店で声に出してぶつぶつ言っていたら、さすがに怪しい)
時々、その金額を確かめる為に、同じ様な物を作ってみる事があります。
今回の「車」もそんな背景を持って作り出されました。
自分の子どもに遊ばせるなら、こんなおもちゃがいいなあ。
少しぐらい高くても・・・!
確かに感覚だけでなく、手触りや強度、仕上がりにとても気を使う物です。
手間もかかります。
同じ物を作っていても、一つ一つ違う。
この世に一つだけ。
なるほど。
山本