壁面部材の復活
施工例にもあげますが、昔はあったかもしれない部材を模倣品として復活させることがあります。
知り合いの大工さんから壁面部材の写真が送られてきました。
かまぼこ型で、杉で、幅が123ミリ友好で、厚みが18ミリ
条件限定でした。
どこに聞いても、探しても同じものがないらしく、何とかなりませんか?と言うものでした。
おまけに超特急
この世になくても作ればいい。
その結論を導き出すのはすぐなんですが、ここからが難しい。
杉の材料に限らず、針葉樹で乾燥していること、長さが3メートル以上
そんな条件にハマる材料があるのかなあ
運がいいとか悪いとかは気にはなっても、気にしないふりをしていますが、
やっぱりあります。
今回は運があったようで、使える材料がすぐに見つかりました。
そこから急足で工程を追うと
幅を荒切り→幅を成型 →厚みを成型→かまぼこ型に成型→溝下の幅の成型→溝ほり(この成型作業は1枚につき両側)→さね製作(写真の溝に入っている薄い材料)
→さね打ち込み→さね面取り→(サンディングペーパーで整え作業→節埋め→パテ埋め→再びサンディングペーパーで整え作業→数枚づつ小分けにまとめ→お引き取り
削ってからの加工に使った刃物3種類
人の手と電動工具、刃物の応用
何とかなるもんです。
山本