interlock-web_zettaikagushounenの日記

少年のように家具を作る

いろいろな見方で

とあるところに納品に行った時の一コマです。


ほんとはこんな使い方のものではないのですが、
アート作品みたいでしょ。


いわゆる家具とは違う形の物も当方では作らせていただくことも多く、
時々こんな風に面白いなあ、と思う場面に出会います。


依頼されたものを、依頼された形にすることを長くやっていると、
自分自身の視点が、一方向からしか見えて無いなあ、と感じる時があります。


これはこう言う物、こっちはこの使い方、あっちはこの機能
決して違うと言うことでは無いのですが、時々自分自身や自分が作った家具を「俯瞰(ふかん)」的に見ることを意識しています。


もっとこうすれば良いなあ
こんな使い方もあるなあ
こんな昨日も考えられるなあ


全体を見ることもあれば。
部分的にと言うか、技術的に反省することもあります。


全体としてちゃんとした家具にするだけでなく、
見えないところや、誰もわからないようなことに気をつけられれば、
今よりもっと良いものができると思っています。
今よりもっとスムーズに作れるようになるのだと思っています。
今よりもっと指示が的確にできるようになると思っています。


そう考えると、当たり前ですがまだまだですね。




山本