「あっ!」
ガンガラガン
「あーあ、壊れた・・・」
朝もはよから、台所で妻が何やら不穏な事を言っています。
新聞を読んでいる背後に気配が!
振り返ると、
そこには・・・
包丁を持った妻が!
「包丁落として握り手が取れた〜」
それで?
「直して」
はあ?
ずいぶん長い間使い込んだ包丁だったので、そろそろ買い替えたら?
「ずいぶん長い間使い込んだ包丁だから、使い易いねん。」
まあ、とりあえず預かっては見たものの、包丁の「柄」を作った事も無ければ、作ろうと思った事も無く、
おまけに取れた絵の部分の内部は腐食が進んでいて、ほとんど強度の無い状態でした。
これはさすがに無理やで〜
と思ったのがいけません。
「人工大理石とシーム接着材を使えば何とかなるかも」
出来ないと言わない!出来ないを認めるのが悔しい「私」が出て来てしまいました。
握り手を少し太くして、丸みを付け、ついでに刃の部分を研いで完成です。
自分でも使ってみましたがいい感じです。
この先どこまで使い込むのでしょうね。
道具は大切に。
壊れたら直せばまだまだ使えると言う事ですね。
山本