梅雨とは思えない日が続いています。
私事ですが、いまだに長袖を着ています。
例年は5月ぐらいから半袖になって、6月の終わりにはノースリーブなのですが、
今年はなんだか様子がおかしいですね。
さて、今回は技術的なお話です。
家具建具や建具を作る場合、
「反り」はどうしても避けて通ることができない問題なんです。
以前、誰かのブログに書いていた通り、
当社では、今のところ有効な手段として反り止めに鉄芯を入れています。
納めるときには「反り」が出ていなくても、
お使いになられると、エアコンや環境、日が当たるとか、厨房の内外とか
事後的な要因で「反り」が出ることには、効果があるので、
これはこれとして今後も続けていくことになると思います。
ただ問題なのは、鉄芯を入れているから「反り」が出ていないのか、
何もしなくても「反り」は出ないのか?
必要がないことをすることは、いわゆる「無駄」なことになるので何とかこれを省きたい。
そんなところからスタートした「反り矯正」に関しての研究なんですが、
現在製品となっているものや特許をお取りになっているものなんかを一通り調べたんですが、
製品になっているものは、外から後付けする内容なので、
扉の表しか見えない場合には使えるけど・・・
特許をお取りになっているものは、
理屈的には非常に素晴らしいと思ったのですが、
実際に作ろうと思うと、かなり難しい・・・
何より発明された方にお許しをもらわないと作れません。
後付けで、外から見えなくて、安くて、簡単で、誰でもできる。
アイデアが出ては消える、考えては問題点が解決できずボツになる。
そんなこんななある日のこと、夢に出てきたアイデアが!(ほんとのことですよ)
さっそく次の日に作ってみました。
これが予想以上に上手くいきました。
安い!200円程度!! 外からは全く見えない。
後から再度調整できる。誰にでもできる!
完璧です。
とは言え、もう少し改良の余地ありです。
構造的なものは後日もう少しちゃんとしたものになってから
皆さんに見ていただくつもりですので、少しお待ちください。
こんな風に、思いついたアイデアを形にしながら、
他にはない家具屋を目指して毎日を進む私達でした。
それではまた次回。
山本