interlock-web_zettaikagushounenの日記

少年のように家具を作る

「家具は掛け算」

12/25


雪が降ると言われた日曜日
恐る恐る外を見ると・・・・
すーごく良い天気でした。


拍子抜けた状態で、外に出ると・・・
さすがに耳が痛いほどの冷気。


油断大敵ですね。


さて、明日は岡山まで納品と取付の為に、積み込みの準備と、
他の物件の製作の為にお仕事です。


昨日の時点では、雪の為に工場に来れない可能性があったので、
雪が降らなくてよかった。


明日の積み込みの為に、最後の仕上げ(引き手をつけたり、ガラスをはめたり)
一つ一つの部品が、一つ一つの家具の一部になり、現場でこれまた一つにまとまって
「家」の人が使う道「具」としての「家具」になる。


最近話をした中で言った言葉なんですが、
「家具は掛け算なんだ」と・・・
意味としては、棚板や引出し、扉や本体の側板、天地板、家具を構成するすべての部材
が、すべて「1」(独立して完成しているという意味です)が掛け合わされて行って、
「1」の家具になる。
1×1×1×1×1×1=1   これが製造する私達が最低限担わなければいけない責任
ところが、その部材の中でたった一つ「0」作り忘れたとか、「-1」失敗しているとか
があると
1×1×1×1×1×-1=-1
1×1×1×1×1×0=0
どんなにほかの部品がしっかりと製作されていても、たった一つの部品の完成度が悪ければ
お客様の為に、という結果は得られない。
だからこそ、一つ一つの作業に責任と自覚を持って下さい。


これは製造の部分だけでなく。
例えば、現場での私の態度がすごく良くないとか、製造以外の部分でもマイナス要因はありますよね。
電話の受け方、格好、顔つき、言葉使い、色々なことすべて。
家具は総合点だという事を話していました。


しかしその「1」の中に「1.1」の完成度や評価を得ることが出来る物を多く作ることが出来れば
私達にしかできない「家具」を作ることが出来るようになるのかもしれませんね。


その「0.1」のプラスを探して、今日も頑張るのでした。




山本