interlock-web_zettaikagushounenの日記

少年のように家具を作る

いろんな「山」を超えて

気がつけば桜も散り、葉桜の若葉がきれいな季節です。


先日千葉県で開催されました「削ろう会 全国大会」に
会社のみんなと参加させていただきに行ってきました。
詳しくは白神君のブログに掲載するということなんで、お楽しみにしてください。


ということで、少し前(4月の頭)に
一番下の子どもと山登りしてきたお話をしたいと思います。

愛宕山についてはこちらを→ 愛宕山とは


実のところ25年ぶりに上ってきました。
上りは月輪寺参道(山頂まで約7キロ)から登ったんですが、いきなり息切れ・・・
運動不足を痛感しながら、子どもにかっこ悪いところ見せられないので、
ごまかしごまかし(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
今年の4月で小学2年生になる息子は元気ですねぇ。
どんどん登っていきます。


この登山をするきっかけは、このところの息子の様子がなんだか変だったんですね。
うーん…なんというかストレスを抱え込んでいるというか、我慢しているというか…
「どうしたん?」って聞くんですけど「なんもない」との答え。
彼は彼なりに言いたくない何かがあるんだろうということで、
彼との時間を共有することと、
「いろんな事があるけど、一歩一歩進んで行けば、壁や山は必ず超えることができる」
ってことを彼に分り易く伝えるために、計画したんですよね。


こちらがペースをつかみ始めた頃になると、
さすがに子どもも疲れてきたようで、攻守交替です。
お互いに声をかけながら、話しながら山頂を目指します。


体はきついんですが、気持ちが少しずつ解れていく時間でした。


山頂に着いたら愛宕神社に参拝をすませ、お弁当の時間です。
おにぎりを3個もたいらげる子どもを頼もしく思いながら、おいしく頂きました。


屋外で食べるおにぎりってホントに特別美味しいと思いませんか?
何でなのでしょうか?


下りは参道を下って下りてきました(約4キロ)
25年前よりなんだか短く感じたのは、気持ちに余裕があるせいでしょうか?
自ら自発的に行動しているからでしょうか??


25年前と何にも変わらない山がそこにありました。
そしてこれからも変わらない山がそこにあるんだと思います。
でも確実にその山の木々は成長し、倒れ、朽ち、
新しい木々が成長し続けているのも事実ですよね。
そしてその木々の一本一本がこの山の景色を創り上げているのも事実です。


社会にとって自分自身はとても小さな存在かもしれません。
それでもその大きな社会を構成するしっかりとした存在になりたいと思う一瞬でした。


ふもとまで降りてきたころ気がつきました。
山に登り始めた頃の子どもの表情が変わっていました。
彼なりに何かを感じたんでしょうか。


とても良い時間でした。
また登ろうなって話しながら、帰路に就いた一日でした。


山本


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