interlock-web_zettaikagushounenの日記

少年のように家具を作る

立秋が過ぎて幾分か過ごし易くなりましたね。
暦ってすごいなあ。


工場に一人きまして、お盆明けの準備にいそしんでおります。


工場の前を掃除して、あんまり暑いので水でも撒いてやろうとした時の一枚です。


太陽を背にして、霧状の水滴を作ると虹が出来る。
大人になると理屈が分かっているので、虹を作る事自体は難しい事ではないのですが、
虹を見るとわくわくするのは、子どもの時からあんまり変わっていないですね。


子どもの頃の夏休み中の家の手伝い、学校でのプール、クラブ活動中の水撒き、
いろんなところでたくさん小さな虹は見てきてます。
小さな虹を見る度に、思い出のいくつかが目の前をよぎります。


初めて小さな虹が出来た時、どうやって出来たのか分からなくて、同じ所でぐるぐる回って、虹が出来る角度を探していた事を思い出します。
気が付くと、足元がぼとぼとになっていた事も・・・


図書館に行って、なぜ虹が出来るのか?虹のメカニズムを調べて納得していた事、それからは狙って小さな虹を作っていた事も。


調べたい事に直接結びつかない事柄を積み上げて、自分の知りたい事にたどり着いた時、
知識の量が増えている事にその当時は気が付きませんでしたが、最近特に思う事ですが、
結局、今の自分自身の知識や経験の積み重ねの方法も、なーにも変わっていないのかも知れません。


虹を見ると幸せな気分になります。
私達が作った家具が、幸せな気分にさせる物になれるように、これまでも、これからも、もっともっとです。





山本