先日の事です。
その日我々は徹夜になるであろう仕事をしていました。
やれどもやれども終わりが見えてこなかった作業にも
ようやく先が見えてきた午前5時を過ぎた頃、
垂脇くんが、それまで作業に使っていたはずの瞬間接着剤が無いと言い、
あたりを探し始めました。
そこらへんに必ずあるはずなのに、
5分、10分と探してもいっこうに見つかりません。
もう少しなのになにやってんだと、少しイライラしながらも、
四つん這いになり家具の下を探している彼を見たとき、
ぼくはすべてを悟りました。
しゃがんで作業をしている時にくっついてしまったのでしょう。
疲れきった時間に少しだけ元気が出た話でした。
高橋