interlock-web_zettaikagushounenの日記

少年のように家具を作る

見た事のないものを描く

今回は見たことのないものがなぜ描ける?というお話です。

6歳になる2番目の息子に「鬼の絵を書いて」とお願いしてみました。
角があって、金棒(いぼいぼのついているイタそーなやつ)、牙が生えていて、
上半身裸、縞々のパンツ、耳が長い、目がつり上がっている・・・
ほとんどの方がイメージする「鬼」ですよね。


続いて、9歳になる娘に同じようにお願いしてみました。

角があって、金棒、牙、長い目、上半身裸、縞のパンツ・・・
年齢に関わらず、同じような特徴の「鬼」が描かれました。


「鬼」って見たことないですよね。
子ども達に「見たことがないものを何でかけるの?」って質問してみました。
二人とも「昔話に出てきたから」「絵本で見た」という答えでした。


見たことのないものでも、想像の世界で現実的に見たり感じたりしたものは描けるということですよね。


お客様とお話をさせていただくとき、完成した家具を想像していただく必要があります。
その家具はまだ見たことがないのもですから、どれだけ現実的に思い描いていただけるか、
どれだけ、わかりやすく考えていただけるか、昔話のようにわかりやすく、簡単にです。


このごろ特に思うことは、家具作りは腕の技術だけでなく、説明する話術も必要ですね。
もちろん、だましたり、ごまかしたりではなく、お客様満足のためにです。


いろんなことをもっともっとです。


次回は40歳になって思うことをまとめてみます。
(実は先日の6月19日に40歳になりました)


そうそう、普段は綺麗で優しい妻ですが、怒ると現実に鬼になることがあります。
実際に角を見たことがある!!怖いですねぇ・・・



社長 山本

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